来宮(きのみや)神社のすぐ近くに、守護神社(しゅごじんじゃ)が鎮座していると聞き、一緒に参拝させていただきました。
ネット上で調べてもあまり情報がなかったため、今回まとめておきたいと思います。
※独自考察なども含まれているため、認識違いなどございましたら、ご指摘いただけると幸いです。
守護神社の歴史は?

守護神社の創建は不詳、創建者である江原啓之(えはら ひろゆき。スピリチュアリスト)氏が熱海に移住した令和元年(2019年・平成31年)以降と考えられるでしょう。
同氏が宮司を務め、始めは非公開だったようです。
やがてコロナ禍が一段落したと見られる令和6年(2024年)4月17日、江原氏の長男である江原多朗(たろう)氏が境内に「つぶ庵茶寮」を開業。それと同時に一般参拝が可能になりました。
今では多くの参拝者が当地を訪れ、今後悠久の歴史を刻んでいくことでしょう。
守護神社へのアクセス

来宮神社(JR来宮駅から徒歩5分ほど)に向かって左手の坂道を上って5分ほど(約300m)歩くと、守護神社がありました。
※表から見えるところに鳥居がないため「鳥居を目印にすればいい」と高をくくって下調べせずに行くと、少し迷うかも知れません。
境内には「つぶ庵茶寮」が併設されており、10:00の開店から境内に入れます。
本来は守護神社の境内に「つぶ庵茶寮」があるのですが、現地は店の敷地内に神社がある印象です。
※注意:守護神社だけの参拝はNGとのこと。必ず「つぶ庵茶寮」で何かしら(ドリンクや御朱印、お守り等)をいただくようにしてください。
今回は梅ジュースを注文、一息ついてから守護神社に参拝します。
守護神社の境内

守護神社の境内はシンプルに整えられ、小さいながらも風情ある造りとなっていました。
山の斜面を有効に活かし、滝や岩などが趣き深く配置されています。
守護神社の設備
- 社殿
- 鳥居
- 手水鉢
- 賽銭箱
- お御籤
- 絵馬掛
- 燈籠
- 高札(御祭神)
ほか「つぶ庵茶寮」の屋外席も設(しつら)えてあり、梅ジュースを片手に境内の造園を鑑賞しました。
ちなみに江原氏が愛犬家であることから、境内は犬を連れての参拝も可能とのこと。
守護神社の御祭神は?
境内の高札によると、守護神社の御祭神は以下の四柱(※柱は神様を数える単位)です。

- 守護大霊(しゅごのおおみたま/たいれい)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)
- 小桜姫命(こざくらひめのみこと)
※読みは異なる場合があります。
守護大霊とは

社号の由来であろう主祭神ながら、その詳細は不明。大いなる守護霊と言ったところでしょうか。
日々この地を守護し、私たちも守護してくださる存在と言えそうです。
日本武尊とは

景行天皇の皇子で、数々の武勇伝を残した悲劇のヒーローとして、今も人々から愛されています。
※悲劇の大半は、自身の失言が原因という説も……?
弟橘媛命とは

日本武尊の側室で、日本武尊の危難を救うために荒れ狂う海へ身を投げた悲恋のヒロインです。
利他精神・自己犠牲の尊さを現代に伝える一人として、各地の吾妻神社(あづまじんじゃ)に祀られています。
小桜姫命とは

本姓は大江氏。戦国武将・三浦荒次郎義意(あらじろうよしおき)の妻と言われるが、実在性については諸説あり。
没後は三浦半島の守護女神となり、大津波から人々を救ったという伝承があります。
守護神社の御神徳は?


守護神社の御神徳について明記されてはいないものの、公式サイトにこのような記述がありました。
熱海の地でご縁と絆の神様のご神威に抱かれた、江原啓之の開運神社「守護神社」。……(後略)
この記述からキーワードをピックアップすると、
- 縁結び
- 絆の強化(?)
- 開運
などが守護神社における基本的な御神徳と言えそうです。
ほか、各御祭神に特有の御神徳がプラスされるのでしょう。
- 守護大霊:安全守護など
- 日本武尊:決断実行など
- 弟橘媛命:家族円満など
- 小桜姫命:災害除けなど
こうしたご加護が期待できると考えられますが、願いを叶えるのはあくまでもご自身の意志と努力であることを、忘れてはなりません。
守護神社・基本データ

所在地:〒413-0034 静岡県熱海市西山町10-648-9
参 拝:6~9月は10:00~16:00/10~5月は10:00~15:00
定休日:毎週月曜日・火曜日(祝日営業のことも。要確認)
創 建:不詳(江原氏の熱海移住後と考えられる)
御祭神:守護大霊、日本武尊、弟橘媛命、小桜姫命
御朱印:あり(つぶ庵茶寮にて頒布。書置きのみ、一体500円)
公 式:つぶ庵茶寮(tsubuan0417)- 公式Instagram
終わりに

今回は静岡県熱海市に鎮座する守護神社を紹介しました。
創建されて間もない神社ではありますが、大切なのは信仰の心。ご加護に力を得て精進すれば、願いが叶うこともあるでしょう。
来宮神社と一緒に参拝し、自然豊かな境内で一息つくのがおすすめです。
※参考: