皆さんのお休みはいつですか?
中にはシフト制だから決まっていない人もいると思いますが、多くの方は土曜日と日曜日など、一定のお休みをとっているのではないでしょうか。
週休2日と聞くと、多くの方は土日休みを想像することでしょう。
しかし業界によっては週休2日が必ずしも土日ではないことがあります。
例えば不動産屋さんは火曜日と水曜日の休みが多いようです。
最近は水曜日と日曜日がお休みのところなど、少しずつ変わっているところもありますが、水曜日休みの不動産屋さんは依然として多くあります。
そこで今回は「なぜ不動産屋さんは火水休みのところが多いのか」について調べてみました。
雑談のネタにでもして頂ければ嬉しいです!
今回の調査は自分で書籍をあたったほか、鎌倉市図書館のレファレンスサービスも活用させていただきました。誠にありがとうございます!
業界の縁起担ぎ・ハッキリしたことは不明
……さて、さっそく結論に入りましょう。
不動産屋さんの水曜日休みについては「契約が水に流れてしまう」ことを嫌ったという説が有力と見られています。
また、火曜日休みについては「物件が火事になる」「経営が火の車になる」ことを避けたかったのだとか。
ただしこれらについてハッキリした起源は分かっておらず、いわゆる俗説と見られています。
昔から不動産屋さんは縁起を担ぐことが多く、これは地鎮祭や上棟式など、昔から神様・神道と深いつながりがあったためと言えるでしょう。
古いお社の撤去や使わない井戸の埋め戻しなど、土地の神様や水神さまを敬わないと、祟られてしまう事例は現代でも数しれません。
そういえば漫画『正直不動産』の主人公も、古いお社を勝手に壊した祟りで嘘がつけない呪いをかけられてしまっていましたね。
人間誰でも貧富貴賤はありますが、どこかに住まない人はいません。
住む場所の神様と深い関係があるからこそ、神様に深く信心したのでしょうね。
そもそも多くの方が土日休みであれば、不動産の物件探しも土日に集中するはず。
また、せっかくの書き入れ時に休んでいたらもったいない事情もあるのでしょうね。
終わりに
最近増えて来た水日休みの会社は、ワークライフバランスの風潮と折り合いをつけた結果と思われます。
それでも根強く残っている水曜日休み。火曜日よりも「契約が水に流れる」ことを恐れたのでしょうか。
今回の調査では突き止めきれなかった不動産屋さんあるある「なぜ火水休みが多いのか」の謎。
その起源について、新発見があったら紹介したいと思います!
※参考文献:
- 阿部浩一『きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本』クロスメディア・パブリッシング、2021年12月
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