相鉄線「三ツ境」駅前の商店街に、白姫神社(しらひめじんじゃ)が鎮座しています。せっかく近くに立ち寄ったご縁で、参拝させていただきました。
果たしてどんな神様がいらして、どんな歴史があるのでしょうか。
白姫神社の歴史

こちらの白姫神社は明治42年(1909年)11月、阿久和養蚕組合の守り神として創建されました。まだ百年ちょっとの比較的新しい神社なのですね。
御祭神は伊勢の神宮から、外宮(げくう)にお祀りされていた衣の神様を奉戴すなわちお迎えしたと伝わります。
元は阿久和町(あくわちょう。現代の横浜市瀬谷区)に鎮座していましたが、養蚕業の衰退によって昭和32年(1957年)に現在地へ遷座(せんざ。神社をお移しすること)されました。現在地においては、令和8年(2026年)でちょうど70年目を迎えるのですね。
以来、地元住民から厚く信仰され、今も人々から愛され続けています。
白姫神社の御祭神

こちらの伊勢の外宮にお祀りされている衣の神がお祀りされてきました。
外宮にお祀りされている御祭神と言えば、豊受大神(とようけのおおかみ。とようけひめ等)と呼ばれる女神様です。
本来は食べ物を司りますが、『丹後国風土記』に伝わる羽衣伝承から衣の神様としても信仰されるようになりました。
創建当初の明治時代は日本全国各地で養蚕業が盛んだったため、衣(ころも)から転じて蚕(かいこ)の神様としてお祀りするようになったのでしょう。
彼女はお白様(おしらさま)・白姫様(しらひめさま)などと敬われ、病気快癒・無病息災・立身出世にご利益があると言われています。
余談ですが、オシラサマと言えば『遠野物語』にも蚕の神・馬の神・農業の神として登場しますが、何か関係があるのでしょうか。興味を持っておくと、いつかつながるかもしれませんね。
白姫神社の境内ギャラリー




白姫神社まとめ

今回は相鉄線「三ツ境」駅前商店街に鎮座する白姫神社を紹介してきました。
こうした地元民に愛される神社を訪れると、何だかホッとしませんか?筆者はします。もしお近くを通られた際は、ぜひ参拝してみてくださいね。
白姫神社

- 所在地:神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境8-17
- アクセス:相鉄線「三ツ境(みつきょう)」駅から徒歩1分
- 主な祭礼:白姫まつり(毎年8月上旬)

