令和8年(2026年)NHK大河ドラマが決定しました。
タイトルは「豊臣兄弟!(とよとみきょうだい!)」その主人公は、兄・豊臣秀吉の天下取りを支えた弟・羽柴秀長(はしば ひでなが。豊臣秀長)です。
戦国乱世を駆け抜けた兄に振り回されながら、必死に生き延びてゆく姿が描かれることでしょう。
主演は仲野太賀/脚本は八津弘幸
主演は仲野太賀(なかの たいが。平成5・1993年生)。これまで大河ドラマには5作出演してきました。
一、風林火山(平成19・2007年)……上杉龍若丸 役(満14歳)
一、天地人(平成21・2009年)……直江景明 役(満16歳)
一、江~姫たちの戦国~(平成23・2011年)……豊臣秀頼 役(満18歳)
一、八重の桜(平成25・2013年)……徳富健次郎(徳富蘆花)役(満20歳)
一、いだてん~東京オリムピック噺~(令和元・2019年)……小松勝 役(満26歳)
10代から戦国時代を中心に子役を務め、幕末・近現代にも出演しています。
そして6作目で主演となる「豊臣兄弟!」は令和8年(2026年)。羽柴秀長はかつて演じた豊臣秀頼の叔父に当たり、浅からぬご縁を感じているのでしょうか。
「大河ドラマの主役を演じる重みを感じるとともにワクワクしているというのが正直なところです。最高におもしろい大河ドラマを作りたいし、最高に魅力的な豊臣秀長を演じたい(報道より)」
本作の脚本を手がけるのは八津弘幸(やつ ひろゆき)。連続テレビ小説「おちょやん」や、人気ドラマ「半沢直樹」などを手がけており、大河ドラマの脚本は初挑戦となります。
「兄の秀吉に振り回される秀長をひとつの見どころとして書きたい。若い人が楽しめる大河ドラマにしたい(報道より)」
若い人が楽しめる大河ドラマ、いいですね。老若男女が歴史に興味を持ってくれるような、歴史人物の魅力を伝えてくれる脚本に期待大です!
そして直近の戦国時代モノと言えば、令和5年(2023年)の「どうする家康」。当時は佐藤隆太(さとう りゅうた)が演じていた秀長を、どのように上書きしてくれるのでしょうか。
令和8年(2026年)1月の放送開始が楽しみですね!
※参考:
おまけ:平成12年(2000年)からのNHK大河ドラマ
- 平成12年(2000年)「葵 徳川三代」戦国時代/徳川家康・徳川秀忠・徳川家光
- 平成13年(2001年)「北条時宗」鎌倉時代/北条時宗
- 平成14年(2002年)「利家とまつ~加賀百万石物語」戦国時代/前田利家・まつ
- 平成15年(2003年)「武蔵 MUSASHI」安土桃山~江戸時代/宮本武蔵
- 平成16年(2004年)「新選組!」江戸幕末/近藤勇・土方歳三ら
- 平成17年(2005年)「義経」平安時代/源義経
- 平成18年(2006年)「功名が辻」戦国時代/山内千代・山内一豊
- 平成19年(2007年)「風林火山」戦国時代/山本勘助
- 平成20年(2008年)「篤姫」江戸幕末/天璋院篤姫
- 平成21年(2009年)「天地人」戦国時代/直江兼続
- 平成22年(2010年)「龍馬伝」江戸幕末/坂本龍馬
- 平成23年(2011年)「江~姫たちの戦国~」戦国時代/江姫(浅井三姉妹)
- 平成24年(2012年)「平清盛」平安時代/平清盛
- 平成25年(2013年)「八重の桜」江戸幕末/新島八重
- 平成26年(2014年)「軍師勘兵衛」戦国時代/黒田官兵衛
- 平成27年(2015年)「花燃ゆ」江戸幕末/吉田文(吉田松陰の妹)
- 平成28年(2016年)「真田丸」戦国時代/真田幸村(信繁)
- 平成29年(2017年)「おんな城主 直虎」戦国時代/井伊直虎
- 平成30年(2018年)「西郷どん」江戸幕末/西郷隆盛
- 平成31/令和元年(2019年)「いだてん~東京オリムピック噺~」近現代/金栗四三・田畑政治
- 令和2年(2020年)「麒麟がくる」戦国時代/明智光秀
- 令和3年(2021年)「青天を衝け」幕末~近現代/渋沢栄一
- 令和4年(2022年)「鎌倉殿の13人」平安~鎌倉時代/北条義時
- 令和5年(2023年)「どうする家康」戦国時代/徳川家康
- 令和6年(2024年)「光る君へ」平安時代/紫式部・藤原道長
- 令和7年(2025年)「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」江戸時代/蔦屋重三郎
- 令和8年(2026年)「豊臣兄弟!」戦国時代/羽柴秀長(豊臣秀長)
こうして見ると、27年間で戦国時代が12作、幕末が7作と人気を集めていますね。残り8作は平安3、鎌倉と江戸が2作ずつ、近現代1作となっていました。
視聴率をとりやすい戦国・幕末が集中しがちな事情も理解できますが、できればそれ以外の時代にもスポットライトを当ててほしいと思います。
例えば、古代とか南北朝時代なんかいいんじゃないでしょうか。
とは言え、筆者も戦国時代は大好きです。仲野太賀の好演によって、魅力的な秀長が描かれるのを楽しみにしています!
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