腹が減っては戦が出来ぬ……激しい生き残り競争を勝ち抜くためには、しっかり食わねば戦えません。
それは今も昔も変わらぬ真理で、戦国時代の名将たちは個性豊かな食事を活力の源としていました。
本書では戦国乱世をパワフルに駆け抜けた偉人19名の食卓を、レシピと合わせ見事に再現。
食文化史研究家である筆者による考察や妄想なども織り交ぜながら、往時に思いを馳せると、何だかお腹が空いて来ます。
現代に通じる食の知恵も込められており、気軽に読めてオススメです。
【登場人物】天下人から僧侶・乳母まで19人
- 豊臣秀吉………握り飯から虎の肉まで!?
- 前田利家………加賀百万石を築いた夫婦の愛情御膳
- 加藤清正………玄米を食って虎退治!
- 黒田長政………家臣たちの胃袋をつかんだ椀飯振舞い
- 上杉謙信………毘沙門天の進撃を支えた兵糧
- 武田信玄………甲州軍団の強さは「粉」にあり!?
- 織田信長………雅な味つけに大激怒!
- 石田三成………どんな苦境でも身体をいたわる食の心得
- 明智光秀………出世をつかんだ味噌汁と夫婦愛
- 徳川家康………長生きせねば天下は獲れぬ。麦飯から天ぷらまで
- 宇喜多秀家……流刑先の八丈島で生き延びた秘訣は?
- 毛利元就………餅が大好き。粘り強く戦い抜いて中国の覇者に
- 南光坊天海……驚異の長寿!108歳まで延命した食事とは
- 鍋島直茂………妻との馴れ初め、焼き鰯御前
- 伊達政宗………戦国一の料理人大名。多彩な料理を開発!
- 春日局…………徳川家光を将軍に育て上げた工夫の食膳
- 毛利輝元………元成の孫が秀吉に出された豪華料理とは
- 大久保忠教……天下のご意見番・彦左衛門が愛した鰹節
- 高山右近………牛鍋パーティを楽しんだキリシタン大名
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【筆者紹介】
永山久夫(ながやま ひさお)
食文化史研究家・西武文理大学客員教授。昭和9年(1934年)福島県生まれ。古代から明治時代まで幅広い食文化の復元を手がけた第一人者。NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」「春日局」などでは食膳再現や時代考証を務める。著作は『たべもの戦国史(河出書房新社)』『江戸めしのスヽメ(青春出版社)』『戦国の食術(学研パブリッシング)』など多数。
【書籍データ】
『武将メシ 戦国時代、『食』はひとつの武器であった』
著 者:永山久夫
発行人:蓮見清一
発行所:宝島社
発 行:2013年(平成25年)3月29日 第1刷発行
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