時は令和4年7月24日(日)、鎌倉駅西口から徒歩2分ばかりのレンタルスペース「まちの社員食堂」で開催された
限界鎌倉御家人オタクによる交流・ぷちぷち同人即売会企画「イザ鎌 IZA★KAMA」
に行ってきました。
そのタイトルを見て察しがつく通り、平安・鎌倉期に活躍した幕府御家人をこよなく愛するオタク達によるニッチなニーズと愛を満たしたい(のであろう)イベントです。
今年こそNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放映されている影響で少しは注目されているものの、平素は戦国・幕末に人気をとられてしまって閑古鳥な平安・鎌倉期。
イベント名に冠せられている「限界」とは限界集落的なニュアンスであり、そのくらい日ごろは語り合える同好の士が身近にいないのです(個人的な経験に照らし合わせても、きっとそうなのでしょう)。
よくよく知れば、平安・鎌倉期にだって個性的で魅力あふれるキャラクターがたくさん活躍しているのに……地元・鎌倉で頼朝公や平三(梶原景時)をこよなく愛する一人として、その空気を味わいに行ってきたのでした。
会場の様子
さて、当日は(ジャンルは違うものの)オタク仲間と開場直後にお邪魔します(つき合ってくれて、ありがとうございます)。会場では5サークル参加+2サークル委託が出展していました。
- CCBP:畠山重忠など
- 十華亭:源実朝など
- 岬の芝居小屋:三浦党など
- 山内亭:鎌倉北条氏など
- 六日菖蒲:梶原一族など
- 言ノ葉草:頼朝と義経など(委託)
- ハト企画:オリジナルトランプなど(委託)
皆さんそれぞれ「推し」を描いたマンガや調べた著作を展示・販売。個人的には畠山重忠・梶原景時・和田義盛を推しているので、いつかまとめてこういうところに出展してみたいですね。
本当は皆さんの思いをとっくり拝聴したかったのですが、感染症対策のためあまり会話はできず、また人見知りで緊張したためあまり気の利いたことも伺えず残念でした。
まぁ「言いたいことは頒布物に書いてあるから、それを読んでくれ」といったところでしょうから、いただいたものをじっくり読んでいます。
【今回の収穫物】
- 黒嵜資子『梶原のスゝメ 寒川Ver.』寒川町観光協会、2022年2月
- 黒嵜資子『梶原のスゝメ』六日菖蒲、2019年5月
- 篠目九葉「或る執権の話」山内亭、2022年7月
- 霜月三輪「母上の日」十華亭、2019年5月
- たるなま『たるなま語訳 流布本承久記 上』峠の芝居小屋、2021年9月
- たるなま『たるなま語訳 流布本承久記 中』峠の芝居小屋、2021年12月
……などなど
他のお客さんがどんどん入って来るので、あまり密になっては悪いとちょっと休憩してから早々に退散。短いけれど、楽しいひとときでした。
いつか鎌倉御家人について心置きなく語り合える、あるいは存分にお話を伺える機会を楽しみにしています。
スポンサーリンク
コメント