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夫たちは大出世!松平信康(細田佳央太)と五徳(久保史緒里)の間に生まれた娘たち【どうする家康】

戦国時代
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NHK大河ドラマ「どうする家康」皆さんも楽しんでいますか?

松平信康(演:細田佳央太)と言えば、戦場で数々の武功を重ね、父・徳川家康(演:松本潤)に恥じぬ成長ぶりを見せています(ただ少し無理がたたっているようですが……)。

そんな信康は織田家から五徳(演:久保史緒里)を妻に迎え、両家をつなぐ役割も担っていました。

信康と五徳の夫婦は二人の娘をさずかるのですが、彼女たちはその後、どのような生涯をたどるのでしょうか。

というわけで、今回は信康と五徳の娘たちを紹介。NHK大河ドラマ「どうする家康」にも登場して欲しいですね。

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長女・登久姫(とくひめ。福姫、福子)

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天正4年(1576年)3月生~慶長12年(1607年)10月18日没

天正7年(1579年)9月に父・信康が謀叛の疑いにより切腹(築山殿事件)。翌天正8年(1580年)2月に母・五徳が娘を捨てて織田の実家へ帰ってしまいました。

5歳で孤児となってしまった登久姫は、祖父の家康とその側室・西郡局(にしのこおりのつぼね。お葉、演:北香那)に養育されます。やがて14歳となった天正17年(1589年)8月、羽柴秀吉(演:ムロツヨシ。豊臣秀吉)の仲介により、前に家康の家臣であった小笠原秀政(おがさわら ひでまさ。当時21歳)に嫁ぎました。

夫の秀政は天正18年(1590年)の小田原征伐で武功を立てたものの、秀吉の怒りを買って改易(かいえき。所領を全没収)されてしまいます。

そこで秀政は再び家康に仕え、下総国古河に三万石を与えられました。この厚遇は、ひとえに可愛い孫娘のお陰と言えるでしょう。

文禄4年(1595年)には怒りもとけた秀吉から豊臣の姓を与えられ、従五位下上野介に任じられます。

夫を順調に出世させる、しっかり者の妻だったようです。

やがて秀吉が亡くなり、慶長5年(1600年)の関ヶ原合戦で、秀政はもちろん義祖父・家康の率いる東軍に加勢。武勲を立てて信濃国飯田に五万石を与えられます。

そんな夫の出世を見届けるように慶長12年(1608年)、32歳の若さで世を去ったのでした。秀政との間には二女六男を授かったそうです。

小笠原忠真(画像:Wikipedia)

長女・万姫(まんひめ。お虎)……阿波徳島藩主・蜂須賀至鎮(はちすか よししげ)室

長男・小笠原忠脩(ただなが)……大坂夏の陣で討死

次男・小笠原忠真(ただざね)……信濃松本藩・第2代藩主

次女・千代姫(ちよひめ)……肥後熊本藩主・細川忠利(ほそかわ ただとし)室

三男・小笠原忠知(ただとも)……三河吉田藩・初代藩主

四男・小笠原重直(しげなお)……豊後高田藩・初代藩主

五男・小笠原忠慶(ただよし)……因幡守

六男・小笠原長俊(ながとし)……徳川家光(いえみつ。家康嫡孫)の小姓

母の遺徳をもってか、みんな揃って出世していますね。

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次女・国姫(くにひめ。熊姫)

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天正5年(1577年)7月生~寛永3年(1626年)6月25日没

幼少期は姉の登久姫と一緒ですが、14歳となった天正18年(1590年)ごろに祖父・家康の命によって本多忠政(ほんだ ただまさ。本多忠勝嫡男)の正室として嫁ぎました。

本多家は徳川家中きっての忠臣。その嫡男に嫁がせるあたりに、しっかりと孫娘を守らせ、幸せになって欲しい家康の祖父心がうかがえます。

じっさい忠政との夫婦仲は円満で、二人の間には二女三男を授かりました。

長女・国姫(くにひめ。母と同名?)……堀忠俊(ほり ただとし)のち有馬直純(ありま なおずみ)室

長男・本多忠刻(ただとき)……播磨姫路新田藩・初代藩主

次女・亀姫(かめひめ)……小笠原忠脩、のち小笠原忠真の正室

次男・本多政朝(まさとも)……播磨姫路藩・初代藩主

三男・本多忠義(ただよし)……陸奥白河藩・初代藩主

こちらも立派な出世ぶり。亀姫が小笠原家に嫁いだことで、母親同士の交流も永く続いたことがわかります。

本多忠政の武功を支え続けた国姫は、寛永3年(1626年)に50歳で世を去ったということです。

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終わりに

本多忠政(画像:Wikipedia)

以上、信康と五徳の娘二人を紹介してきました。

見たところ、第23回放送「瀬名、覚醒」の時点で登久姫は生まれていましたが、国姫の方は出てくるのでしょうか。

果たして大河ドラマで彼女たちがどんな活躍を見せてくれるのか、あまり期待しない範囲で楽しみにしています。

※参考文献:

  • 『寛政重脩諸家譜 第一輯』国立国会図書館デジタルコレクション
  • 『寛政重脩諸家譜 第四輯』国立国会図書館デジタルコレクション

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