皆さん、GW(ゴールデンウィーク)を満喫されていますか?
中には「(通常どおり)業務ウィークだよ」「(遊びに行けず)我慢ウィークだよ」「(仕事を)頑張るウィークだよ」という方もいらっしゃるでしょうが、いずれにしても有意義に過ごしたいものです。
さて、ゴールデンウィークと言えば5月5日「子どもの日」。古くは端午の節句と言いましたが、この端午(たんご)って何でしょうか。
ちょっと興味が湧いたので、今回ざっくり調べて紹介したいと思います。
端午とは「最初にくる午の日」の意味
端午の端とは端緒(たんしょ)などと言うように始まりを表し、午とは十二支の午(うま)を表すとか。
旧暦だと午は5月(※)に相当し、当初は「午の月の最初(端)にくる午の日」を端午の節句としてお祝いしていました。5月5日の固定じゃなかったんですね。
(※)十二支だと7番目にくる午ですが、旧暦では冬至のくる11月を1番目(子の月)とするため、午の月は5月に当たるのです。そのことから5月を建午月(けんごげつ)と呼ぶことも。
もともと端午とは「その月の最初にくる午の日」なので、5月だけではなかったと言います。
それが5月5日に限定されるようになったのは、午の音読み「ご」が数字の五に通じるから……ということで、ちょっとダジャレみたいですね。
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端午の節句・語源まとめ
端午はもともと「午の月(5月)最初にくる午の日」あるいは「毎月最初にくる午の日」を指していた
それがやがて、午(ご)が五(ご)に通じるため5月5日に固定された
以上、端午の節句についてその語源を調べてみました。別に知らなくても困らないけど、調べてみるとちょっと面白い。
その積み重ねがつながり、点が線になっていくのがモノを調べる醍醐味というもの。
これからも興味が湧いたものをどんどん調べていこうと思います!
※参考文献:
- 角川書店 編『俳句歳時記 第五版 夏』角川書店、2018年5月
- 国史大辞典編集委員会 編『国史大辞典9 たか-て』吉川弘文館、1988年1月
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