NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。
3月にオープンしていた鎌倉の大河ドラマ館に、遅ればせながら見学させていただきました。
今回はその魅力や見どころ、おすすめ度などを紹介したいと思います。
平安・鎌倉時代にはあまり興味のなかった方でも楽しめますから、この機会に是非どうぞ!
入館料:実質400円の好コスパ
料金は大人(高校生以上)1,000円(小中学生は500円)、ちょっと高く感じるかも知れません。
しかし大河ドラマ館のパンフレットを持っていくと鎌倉国宝館(鶴岡八幡宮境内。拝観料300円)と鎌倉歴史文化交流館(市内扇ガ谷。入館料300円)が無料に。
なので実質的400円。展示内容に対して、かなりの高コスパと言えるのではないでしょうか。
ちなみに両館が無料になるのは令和5年(2023年)3月31日まで。その日の内に行けなくても、改めて鎌倉散策の時にご活用下さいね。
大河ドラマファン必見、歴史ファンも楽しめる
さて、肝心の展示物はと言いますと。
大河ドラマで使用された衣装や小道具はじめ、演者さんのコメント、製作スタッフによる裏話など盛りだくさん。
例えば第3回放送「挙兵は慎重に」。後白河法皇(演:西田敏行)の密旨でもあれば……と思っていた源頼朝(演:大泉洋)の元へ、都合よく密旨が舞い込む場面。
正直「そんなご都合主義すぎる」と思ったものの、あれは最新の学説を積極的に採り入れた結果なのだとか。
「十分にありえる」
ちょっとお茶を濁した表現ながら、史料に記されていない歴史の隙間を仮説や創作で繋ぎ合わせる脚本家の感性が光ります。
また、第5回「兄との約束」。義時が兄・北条宗時(演:片岡愛之助)と別れるシーン。
夕暮れか夜明けか、そんな幻想的な情景をカメラに収められた奇跡的な瞬間など、制作陣の熱量が感じられました。
こういう話はなかなか聞けないので、大河ドラマをより深く楽しむことができるでしょう。
また史料や図面が遺されていない鎌倉御所の間取りや建築様式などは、過去作「草燃える」「義経」「平清盛」なども参考にしたとか。
DVDを見比べてみても面白いかも知れませんね。
NHK大河ドラマ「草燃える」
NHK大河ドラマ「義経」
NHK大河ドラマ「平清盛」
……などなど。サラッと見ても30分、じっくり味わうなら1時間〜1.5時間以上は堪能出来るでしょう。
日本の歴史上はじめての武家政権・鎌倉幕府が樹立された、ここ鎌倉市に、「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」が誕生しました。
番組紹介、衣装小道具、各種映像、体感展示…ここでしか見られないコンテンツの数々。
大河ドラマのファンだけでなく、歴史好き、鎌倉好きの方々も、そしてふらりと立ち寄られただけの方も、きっと楽しんでいただけると思います。
あなたなりの「まだ見ぬ鎌倉」「知られざる鎌倉」を、発見してみてください。
同館パンフレットより
同館は令和5年1月9日(月・祝)まで開館しているので、この機会にぜひともご来場いただければと思います。
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写真あれこれ
※参考:
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