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手ぬぐい1本でカンタン便利なエコバッグ!日本文化の知恵「あずま袋」を作ってみませんか?

伝承民俗
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令和2年(2020年)7月1日にレジ袋が有料化されてしばらく経ちますが、皆さんはエコバッグを用意していますか?

市販品でも素敵なデザインのエコバッグがたくさん出回っているけれど、中には自分だけのオリジナルを作って個性を出したい!そんな方もいるでしょう。

でも、特注品はお金がかかるし、自分で手作りできるほど器用じゃない……そんな方も少なくないと思います。

そこで今回は、簡単に作れてお金もあまりかからず、何より使い勝手にすぐれた日本文化・伝統の知恵「あずま袋」を紹介したいと思います。

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あずま袋の作り方と準備するもの

では、さっそく「あずま袋」を作ってみましょう。

準備する材料や道具はこちら。

一、手ぬぐい×1本
一、縫い糸×適宜
一、縫い針×1本
一、糸切ハサミ×1つ

これだけです。何だか簡単そうでしょう?

必要であれば、糸を針に通す「糸通し」や、指を保護する「指ぬき」、精度の高い作品に仕上げたいなら縫い合わせ部分を仮留めする「まち針」なんかもあるといいでしょう。

また、手ぬぐいの代わりにタオルや風呂敷などでもいける(※ただし材質によっては縫いにくい)ので、慣れてきたらアレンジにチャレンジしても楽しいですよ。

1、手ぬぐいを置く。

「何だそりゃ?」と思われるかも知れませんが、手ぬぐいの置き方にポイントがあります。

(1)自分に向かってナナメに置く。
(2)内側にする面を上に置く。

この2つだけです。できたら次に行きましょう。

2、置いた手ぬぐいをV字に折る。

あなたから見てV字になるよう手ぬぐいを折り返すのですが、ここでもポイントがあります。

(1)V字の底辺が水平になるように折る。
(2)V字の頂点2つが同じ高さになるように折る。
(3)V字の突起がどちらも正方形になるよう、手ぬぐいの長さや角度を調整する。

この精度が「あずま袋」の出来栄え・使い勝手に大きく左右するので、シンプルだけど気を抜かずにいきましょう。

3、V字の突起部分を2つ折りする。

V字の突起部分をタテに2つ折りするのですが、前の工程できちんと正方形を作れていると、仕上がりがとてもキレイになります。

4、2つ折りにした突起と、もう片方の突起の接している部分を縫い合わせる。

いよいよ手ぬぐいを袋にしていく作業ですが、注意するポイントは「手前側だけ縫い合わせる」ことです。

間違えて反対側まで縫い糸を貫通させてしまうと、当然ながら袋になりません。

5.ひっくり返して3~4を繰り返す。

これで手ぬぐいが完全に「あずま袋」になりました!

最初はちょっと歪んでいたり、納得いかなかったりするかも知れませんが、もしよかったらいくつか作っていくと、どんどん精度が上がって楽しいですよ。

慣れれば3~5分程度で作れるので、いっぱい作って、お友達やご近所さんなんかにプレゼントしてもいいですね。

「あずま袋」ネーミングの由来

ところで「あずま袋」って、どうして「あずま袋」って名前なのでしょうか。

調べてみたところ諸説あるようですが、時は明治時代、文明開化によって欧米式のバッグを見た庶民たちが、何とか自分たちの身近にあるもので代用できないかと創意工夫したのが始まりと考えられています。

「あずま」とは東(あずま)の国、主に関東地方より東の吾妻(あづま)を指し、京都をはじめ西日本の人たちが「関東の人たちが作った袋」という意味で「あずま袋」と呼んだそうです。

ちなみに、現代ではそうでもありませんが、元来「東、吾妻」とは京都から東日本を見下して呼ぶときに使った言葉(例:東夷-あづまゑびす)で、当初はこの「あずま袋」も

「欧米文化にかぶれた東日本の連中が、日本古来の伝統である『包む文化』を軽んじて風呂敷や手ぬぐいをあんな風にしてしまって……」

というネガティブなニュアンスで呼ばれたとも言われています。

心を包む、日本の文化(イメージ)

包むという行為は、ただモノを運べれば何でもよいというものではなく、きちんと心も包むのが日本人のたしなみ……何でもかんでも便利でお手軽にしてしまえばよい、という近代的な風潮に眉をひそめていたのかも知れませんね。

だから(今は違うけど、差別語を使いたくないから?)なのか、西日本の方ではこの「あずま袋」を「三角袋」とも呼ぶそうです。

さっそく「あずま袋」を使ってみよう!

手ぬぐいの大きさにもよりますが、結構たくさん入ります。
余談はこのくらいにして、さっそく「あずま袋」を使ってみましょう。

思っていたより、結構いっぱい入るかと思います。やわらかな手ぬぐい生地がモノをやさしく包み込んで、いい感じです。

そして持ち手を結び合わせたら(本結びがオススメ)、便利なエコバッグの出来上がり。使い終わったらキレイにたたむと場所をとりませんし、汚れてしまったら洗濯することもできて衛生的です。

もしも破れてしまったら、あて布をしてもよし、糸を抜けばまた1本の手ぬぐいに戻せるので、端切れとしてまた別の再利用(雑巾など)もできますね。

日本古来の「包む文化」が見直され、そのツールである手ぬぐいや風呂敷も人気が高まっている昨今、「あずま袋」でお買い物など楽しむのはいかがでしょうか。 

※参考文献:
加藤敦子『手ぬぐい使いこなしブック』主婦の友社、2018年5月

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